スポチャン
田邊会長にきく
No.48
[第6回アジア・オセアニア選手権大会]

第6回アジア・オセアニア選手権大会が8月5日に開催されました。

今年はタイ国スポーツチャンバラ協会のDatcnakorn会長(Datcnakorn Tancharoen 大学教授)の大学内で行われました。我々の宿泊も街の喧噪がウソのような大変閑静な美しいキャンパス内で、中池には大きなハスが咲いていました。また大学の直ぐ近くには5,6階建ての大きなビルのレストラン街があり、日本食の他、何でもあり、十分な環境でした。

大会には、開催国であるタイ国の他、日本、ニューカレドニア、シンガポール、マレーシア、ネパール等の先鋭選手が集まりました。インドとイランはビザの関係で出場できず残念でした。日本からは海外統括責任者の細川健一君、本部の小林正子、細川聖子、細川智穂、又写真班として細川俊明、学生部からは岩尾君光平以下、東京大学、早稲田大学、その他十数名が参加しました。中には今年度全日本チャンピオンの藤岡秋介や基本動作の野村五月らが参加していました。

前日のセミナーでは、アジア地区の基本動作と打突競技の1級審判講習及び試験を実施しました。


第6回アジア・オセアニア選手権大会 開会式


開会式 田邊会長と細川先生の演武

大会は如何でしたか?

基本動作個人では、野村五月(早稲田大学)が優勝。打突競技では、岸下裕哉(青山学院大学)が優勝しました。しかしとても日本の楽勝という雰囲気ではなく、どの種目も薄氷を踏む思いでした。各国とも驚くほどのレベルが上がっていたということです。打突競技では、タイ協会会長のDatcnakorn氏も選手として出場し、準決勝まで勝ち抜いてきました。最終的には日本の岸下選手と藤岡選手の決勝戦となりました。どちらも幼年からスポチャンを初めていますから。

基本動作ではネパールが強い。団体戦の決勝では、日本対ネパールとなりました。日本は、先鋒が野村五月(早稲田大学)、中堅が岩尾光平(東京都)、大将が細川健一(東京都)。このメンバーで、一勝一敗一引き分けのドロー。本当に厳しい決勝となりました。決定戦となる代表戦では、日本は野村五月選手。そして8名審判。勿論審判に、選手の出場国である日本、ネパールは入れません。そこでも結果は4対4。しかしシンガポールの審判が旗の持つ手を間違え、再判定になりました。その結果5対3となり、辛うじて日本の勝利となりました。誠に手に汗握る、白熱した決勝戦でした。

日本は、個人戦も団体戦も、チャンピオンクラスがいなければ勝てなかったかもしれません。こんなに早くアジアのレベルが上がるとはあまり予想していませんでした。今年11月の世界大会では、どのような結果になるでしょう。昨年もチャンピオンはロシアの選手でした。


第6回アジア・オセアニア選手権大会 打突団体戦 表彰式


第6回アジア・オセアニア選手権大会 基本動作 表彰式

スポチャンはスピードに重点を置くため、一つひとつの打突が軽く、また不正確になりがちです。狙った所を確実に打てれば、自分も相手も納得するでしょうが、まぐれ当たりのようなもので勝ち進むには無理があるでしょう。ワンポイントアドバイスを言えば、自分と相手、双方の「自覚」と「納得」の勝負ですから、足打ちより面打ちの方が効果があると思います。強い打突と確実性を重視すれば、面を打たれて挙手している選手はあまりいないようですね。ただ挙手があるとすれば、「若干」足打ちが早く入ったとしても「若干」遅れてくる強い面の方が、実際の勝負だと重傷となるでしょう。それは現実においても真の勝ちとは言えない。練習時に狙うところは「面(横面も)」「小手(指から肘の辺りまで)「足(膝から下くらいまで)」。あまり効果が得られないと思うのは、「背中」「もも」。私は昔からこのことを言っています。もう一度初心にかえって、練習方法を考えた方が良いでしょう。とにもかくにも、双方の「自覚」と双方の「納得」がなければ、挙手が出るでしょう。


第6回アジア・オセアニア選手権大会 日本選手団

有り難うございました。
次回もお楽しみに!!

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